矯正と楽器の両立を叶え、プロの奏者としてより安定した演奏を実現
きっかけは8年間のフランス留学
矯正をしようと思ったきっかけは、私はフランスに留学していたんですけれども、フランスで音楽を専門的に学ぶようになって、 サックスを1日に何時間も吹き続けるようになってから、歯並びがすごく悪くなっていったのを感じました。
楽器を続けていく中で、悪化していく歯並び・・・
元々歯並びはいい方ではなかったんですけれども、サックスを何時間も練習するにつれて、だんだんと前歯が歪んでいく感覚があったのですが、8年間ぐらい続けてたんですね。 だんだん本当に歯並びのことしか頭になくなってきて。 もう絶対これはどこかのタイミングで矯正をしたいなと思い、帰国のタイミングで矯正することを決めました。
日本へ帰国後、プロの音楽家として活動する多忙な日々
私はクラシックのサクソフォンを演奏しています。 コンサートをしたり、学校へ行って講演会やコンサート、アウトリーチや音楽鑑賞会などを開いたり、子供のためのコンサートを企画しています。講師としてサックスのレッスンもやっています。自分自身の練習時間として、長い時では1日のなかで5、6時間は楽器を吹きますね。
サックス奏者としての矯正への不安
最初、矯正ついてはあまり知識もなかったので、家の近くの矯正歯科へ相談へ行きました。そこではワイヤー矯正しかやっていないクリニックで、さらに、ワイヤー矯正だと3年以上かかると言われてしまって。あとは、4本抜歯も絶対に必要だということでした。 でも楽器をやっている私からすると4本も抜歯したら、楽器が吹けなくなる時間が結構長くなるんじゃないかと不安に思いました。 ワイヤー矯正は、取り外しができないのと、痛いということはよく耳にして知っていたので 私が楽器を続けていく上ではマウスピース矯正なら続けられるかなと思い、マウスピース矯正を選びました。
矯正はしたいけれど楽器との両立が不安
中学校や高校生の時に、歯並びが悪かったので 矯正をしようかなと思った時期もあったんですけど、どうしても吹奏楽とか部活動とか、楽器をやっている中ですごく矯正に対して不安があって。それから留学をしたりと、どんどんタイミングを逃した感じになりました。でも、結果的には今のタイミングで矯正を始められたことで良かったと思います。
楽器と矯正治療を両立するうえで譲れない条件は?
まず、私が矯正をする上で1番大切に考えていたことは、楽器との両立です。
これだったら楽器と両立しやすいかなという方法を見つけていくようにしました。
ワイヤー矯正は取り外しができないのと、痛いということはよく耳にして知っていたので、私が楽器を続けていく上ではマウスピース矯正なら続けられるかなと思いマウスピース矯正を選びました。
歯並びが綺麗になっていくにつれ、楽器が吹きやすくなっていくのを実感
矯正治療をしたいけど踏み出せない、という私と同じ状況の方がいらっしゃると思います。私は経過半年で、もうすでに歯並びが綺麗になってきているのを実感しているのですが、なんと楽器もその分実際に吹きやすくなってるいんですよ。 前歯が揃うと楽器ももっと安定するのを感じています。
なので、楽器をやりながら矯正治療をする上でのマイナス面をあまり感じていません。
楽器を吹く時にマウスピースが邪魔?
マウスピースをつけて楽曲を吹くうえで今はそれほど気にならないです。
最初、マウスピースをつけ始めた時は違和感があったので、楽器の方のマウスピースを変えたり、板をつけて演奏するリードと言う機能があるんですが、それの厚さを変えたりなど楽
器の方を調整することで、マウスピース矯正をしながらの演奏に慣れていきました。
吹奏楽をやっている方にとっての矯正のイメージとは?
周りにもやっぱり歯並びで悩んでいるプロの奏者の方や矯正治療をしようか悩んでる学生さんがいらっしゃいます。プロの方ってなると、やっぱり自分の今の奏法を崩すのが怖いから絶対にできないっていう風に決めつけてらっしゃる方が多い印象です。
プロの吹奏楽奏者にとっての矯正はハンデなのか?
それは私も同じで最初はすごく怖かったんですけれど、自分の吹き方の方を調整できる力があれば、 それは問題がないことなんだということが身をもって分かりました。
歯並びは一生ものの健康です。私たちは楽器奏者である以前に普通の人間ですから歯の健康はまず第一に考えるべきだと思っています。
治療開始から約6ヶ月経過! 1つずつマウスピースを進めるたびに変わっていく歯並びにワクワク
1つずつマウスピースを進めるたびに変わっていく歯並びにワクワク】
私は今年1月くらいから矯正治療を始めて、現在半年が経とうとしているんですけれど、本当に初めて良かったなって思っています。
インビザラインのマウスピースを1つ進めるたびに歯が動いてるのが分かりますし、マウスピースをつけたままで余裕で楽器を演奏できますし、本当に初めてよかった!の一言ですね。
アラインクチュールデンタルオフィスなら叶えられると思った理由
私がアラインクチュールデンタルオフィスを選んだ理由は、自分でインターネットでマウスピース矯正のクリニックを探していた時に、すごく綺麗でここに行きたいなと単純に思ったことがきっかでした。あとは掲載されていた症例を見て、ここアラインクチュールなら私の歯並びでもワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正で治るんじゃないかなと思ったのが理由です。
ドクター竹内
竹内先生からの説明もすごく丁寧で、優しくて、わかりやすかったです。
初心診察の後、ここで治療を始めるかを決めるためのコンサルテーションでの内容はすごくわかりやすくて。自分の歯並びがどうやって動いていくのかというのが事前に、目に見えてわかったので、矯正治療を進めていくうえでのモチベーションにもなりました。
治療になかなか踏み出せない、吹奏楽や楽器をやっている方へ
私が日々感じているのは、歯並びは一生物ということ。
もし今の時点で楽器をやっていたとしても、 自分が健康でいられなくなったら楽器も演奏できなくなってしまいますよね。今だけの一瞬に焦点を当てるのではなく、私はより長くおばあちゃんになっても楽器を演奏することができるように今、矯正治療を始めてすごく満足しています。
もし矯正するのを迷われている方がいるとしたら、マウスピースで矯正するインビザライン矯正を私は全力でおすすめします。
矯正歯科医師 竹内敬輔より
袴田さんのように楽器をやっているので矯正治療を始めるのを悩んでいる、諦めているといったお悩みを持つ方はたくさんいらっしゃるように感じます。 ご本人はもちろん、袴田さんがおっしゃっていたように楽器を演奏することで歯並びやかみ合わせが悪くなってしまったという方も少なくないですよね。また、お子さんを持つ親御さんが子供が中高生になり部活動を始めたけれど年齢的に歯の矯正治療も受けさせたいがどうしたら良いかといったご相談もよくお受けします。実は、特に成長期における楽器の演奏は口元の成長発育を大きく損なう恐れがあります。楽器の演奏によって、正しい顎の発達が得られないことや楽器の演奏によって下顎の偏位をきたします。顎正中線といって顔の真ん中を通る線と上顎前歯や下顎前歯を通る線に不一致を起こす可能性があります。つまり、かみ合わせがズレたり、お顔が歪んだりしてしまう可能性があるということです。成長期における楽器の演奏は、顎の発育や発達を阻害し、歯列不正や口腔の不正を起こすことが多いと言われております。
このように成人であっても成長発育期であっても楽器の演奏は、歯列咬合と大きな関わりを持っています。ワイヤーを用いた矯正方法であるマルチブラケットシステムによる治療を行いながら、楽器の演奏を行うことは過去の患者さまから「難しい」「楽器と歯につけたワイヤーが接触し、口の中が切れてしまう、傷になって痛い」「思うように演奏が出来ない」など演奏の質を下げてしまう、邪魔になってしまうという声を多くいただいておりました。 マルチブラケット矯正(ワイヤー矯正)は、歯の表面に数ミリの凹凸ができるため、楽器の演奏に不利に働いてしまうんですね。
一方で、インビザラインを用いたマウスピース矯正は0.5mm程度で非常に薄型の矯正装置なので、楽器の演奏を妨げる可能性が低く、実際に楽器の演奏において患者さまからそのようなお声はありません。 むしろ矯正用のマウスピースを着用することによって楽器の演奏に安定感が出たいうお声は実は今回袴田さんが仰っていた以外にもお聞きします。 慣れてしまうと矯正用のマウスピースがないと楽器を吹くのが変な感じになる、と仰る方もいらっしゃいましたよ(笑) 過去には矯正治療を断念するしかないといった患者さんもいらっしゃいましたが、マウスピース矯正であれば問題なく矯正治療と楽器の演奏が両立できているようです
また、矯正治療で理想的な歯並びや噛み合わせを得ることにより「楽器の演奏がよりしやすくなった」という声もいただきます。歯並びが正しく綺麗に整うことによる好影響はもちろんなのですが、とても重要となるのは実は舌のポジションです。舌を口腔内でしっかり正しい位置へと導いてあげることで、楽器は確実に吹きやすくなります。
こどもでも大人でも、楽器の演奏を行っている方たちにとってマルチブラケット矯正治療は ハードルの高いものでしたが、最新の3D科学技術を駆使した薄型のマウスピース装置「インビザライン矯正」であれば、吹奏楽や楽器の演奏を行っている方にとっても快適に矯正治療を進められます。悩んでいるかたは是非ご相談ください。
執筆者
プロ演奏家(サクソフォニスト)
袴田 美帆 Miho Hakamada
8年間のパリ生活を経て、地元の一宮に帰国。 アットホームなサロンコンサートから美術館等でのコラボレーションコンサ ート、国際フェスティバルでの演奏やオーケストラとの共演まで、音楽 を共有する喜びを様々なフィールドで表現する。現在は、学校や企業での講演や、親子コンサート、コラボレーションコンサートの企画を中心に「音楽と社会をつなぐサクソフォニスト」として国際的に活動中。「サクソフォンで織りなす、パリと一宮」を開催。一宮市の魅力を、幅広いジャンルの音楽・アートを通して世界に発信している。
監修者
医療法⼈きらめき 理事⻑
アラインクチュールデンタルオフィス名古屋 院⻑
インビザライン社ファルカルティ* ※公式認定講師
インビザラインダイアンモンドプロバイダ ※6年連続
インビザラインファースト部門世界シェア第1位 ※2019年
⽵内 敬輔 Keisuke Takeuchi
愛知学院大学歯学部卒業後、北海道の矯正歯科にて研修を積み、2004年に愛知県にて子供向けの矯正歯科/小児歯科を開業。2014年に世界で最も代表的な透明マウスピース型矯正治療であるインビザライン・システムのライセンスを取得し、2015年に名古屋市では初となるインビザライン矯正治療を専門する矯正歯科【アラインクチュールデンタルオフィス】をオープン。また、2019年には銀座院にも同様の矯正歯科をオープンした。
マルチブラケット・システム矯正治療をはじめとする20年以上の歯列矯正治療の経験を持ち、インビザライン矯正治療1,900症例を含む4,900症例(2022年5月現在)を手がけ、2019年には子供向けのインビザライン・ファースト部門で16万人を超えるドクターの中で世界シェア第1位を獲得している。その経験の豊富さから日本だけでなく海外の歯科医師たちに対しても歯列矯正治療及びインビザライン・システムの教育や講演を多数行なっており、2021年よりインビザライン社のファカルティを務めている。 *インビザライン社のファカルティとは 透明マウスピース型矯正治療(インビザライン矯正治療)を⾏う歯科医師に対して指導を⾏うポジション (2022年3⽉現在国内22名)