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インビザライン矯正は一般的な矯正治療なのか?

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急激なひろまりを見せているインビザライン・システム。
矯正専門の歯科医師以外の先生でも取り扱う先生が増えてきています。
実際にこのインビザライン・システムは患者さんにとってベストな選択なのでしょうか?

20年の歯列矯正治療の経験を持ち、インビザライン・システム1,900症例を含む4,900症例(2022年5月現在)を手がけており、2019年には子供向けのインビザライン・ファースト部門で16万人を超えるドクターの中で世界シェア第1位を獲得している。その経験の豊富さから日本だけでなく海外の歯科医師たちに対し歯列矯正治療及びインビザライン・システムの教育や講演を多数行なっており、インビザライン社のファカルティを務めている。

急激な広まりを見せてきているインビザライン・システム

<Interviewer>
最近、非常にインビザライン・システムを取り入れるクリニックがふえてきましたね。

<Dr.竹内>
良いことですね!僕がインビザライン・システムに魅力を感じ、治療に取り入れてから8年が経過しましたがようやくという感じです。

<Interviewer>
これだけ、用いる先生が増えてきたということは歯科界のなかでも認められてきたということですね。

<Dr.竹内>
そうですね、もちろんまだ従来型のマルチブラケット・システムを用いた矯正の方が圧倒的にシェアは多いと思いますが、矯正を専門に行う先生の中でもインビザラインを主体としている先生も増えてきましたね。

<Interviewer>
矯正を専門にやられている先生方にもこのインビザライン・システムが認められつつあるということですね。一般歯科でもこのインビザライン・システムを取り入れているクリニックも多数ありますが。

<Dr.竹内>
マルチブラケット・システムはすべての歯科医師がある程度の基礎を学びます。そのため、特に新たなライセンスを取得しなくても患者さんに治療を行って良いというのが現状です。インビザライン・システムについてはマルチブラケット・システムを含め5年以上の矯正治療経験があればライセンスを取得できるので患者さんの治療を始められます。<Interviewer>
特に厳しい試験などがあるわけではないのですね。

<Dr.竹内>
歯科においてはどの分野も同じです。極端な話、インプラントであっても自分ができると思ったら患者さんに埋入手術をおこなっても法には触れません。

<Interviewer>
つまり、その先生にとって初めての患者になる方がいるわけですよね?
ちょっと怖い感じもしますが。

<Dr.竹内>
それはどこの世界でも一緒ですよね。
誰にでも初めてはありますから。

<Interviewer>
竹内先生の場合の初めてのインビザラインの患者さんはどうだったのでしょうか?

<Dr.竹内>
僕の場合は8年前ですね、身内からはじめました。
たとえ上手くいかなかったとしても14年のマルチブラケット・システムの経験があったので特にさほど心配はしていませんでした。

<Interviewer>
で、結果はどうだったのでしょうか?

<Dr.竹内>
1年くらいで予定通り治りましたね。
正直、やっている自分が一番驚きでした。
こんなうまく治るんだって。

<Interviewer>
では、今新たに始められている先生たちもでもそこまで心配する必要はないのでしょうか?

<Dr.竹内>
ぼくの場合は最初は前歯だけの軽度の叢生(凸凹の歯並び)や前歯が少し出っ歯などのケースだけ選んで行っていました。つまり、無理せずに症例を吟味していました。
ところが、途中から少しずつ難易度の高いケースにもチャレンジしてみたくなってきて、そこからは苦難の連続でした。

<Interviewer>
つまり、治療がうまくいかなかったということでしょうか?

<Dr.竹内>
そうですね、教科書もないですし、直接教えてくれる先生もいませんでしたので。
最悪の場合には、患者さんには謝罪して、マルチブラケットでやり直しさせてもらっていました。

<Interviewer>
患者さんは納得されたのでしょうか?

<Dr.竹内>
難易度の高いケースというのは診断の時点で分かります。つまり、治療前に分かりますので最初にインビザライン治療単独では難しいかもしれない。その場合には期間を延長させてもらうことや、場合によってはワイヤーに変更させてもらうという説明をしてましたのでなんとか納得してもらっていました。<Interviewer>
そうすると、新たに始められる先生にとっては症例選びが大切だということですね。

<Dr.竹内>
マルチブラケット・システムに慣れていない先生は特に気を付けて症例の選別をしないと患者さんは本当に可哀そうな結果になります。

インビザライン・システムでは治療ができないケースとは?

<Interviewer>
現在、竹内先生でも治療ができないインビザラインケースはありますか?

<Dr.竹内>
はい、2つあります。
大臼歯の移動量が2ミリを超えてくるケース。
もう一つは、上下の骨格のバランスが良くないケースです。

<Interviewer>
そのような場合には治療はされないのでしょうか?

<Dr.竹内>
大臼歯の移動量が多いケースではその部分だけマルチブラケットやアンカースクリューという装置を併用します。
骨格のバランスが良くないケースでは、患者さんと相談して歯列矯正ではここまでしかできないという限界をシミュレーションでお伝えして、それでも良いと言われればインビザライン治療を行います。
<Interviewer>
では、方法がないというわけではないのですね。

<Dr.竹内>
まずは、一度診断してからでないと何とも言えませんが。

<Interviewer>
ありがとうございました。

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執筆者

黒澤 あゆみ Ayumi Kurosawa

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