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インビザライン矯正治療は痛いのか?

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初診診察にいらっしゃる多くの患者様から「インビザライン矯正治療に際して痛みはありますか」といった質問を受けます。今回はアラインクチュールデンタルオフィスにて歯列矯正治療を行った患者様が痛みを訴えてこられたケースについて竹内敬輔先生お話を伺いたいと思います。

20年の歯列矯正治療の経験を持ち、インビザライン矯正治療1,900症例を含む4,900症例(2022年5月現在)を手がけており、2019年には子供向けのインビザライン・ファースト部門で16万人を超えるドクターの中で世界シェア第1位を獲得している。その経験の豊富さから日本だけでなく海外の歯科医師たちに対し歯列矯正治療及びインビザライン・システムの教育や講演を多数行なっており、インビザライン社のファカルティを務めている。

iTero光学スキャナによる口腔内スキャンの際の痛み

<Interviewer>
インビザライン矯正治療を始める際には必ず必要になる工程のようですが、患者様によってはこの口腔内スキャニングの工程が非常に苦痛度がおおきかったという意見も少なくないようですが。

<Dr.竹内>
最近の口腔内スキャナはスキャンを行うカメラ部分がコンパクトな設計になっており、お口の中を傷つけないような配慮もされておりますので以前に比べると苦痛は減っていると思います。

<Interviewer>
そうなんですね。やはりテクノロジーの進化によって患者様の苦痛はかなり軽減されてきているということですね。
スキャニングはどのくらいのお時間がかかるのでしょうか?

<Dr.竹内>
十分な技術と経験がある術者であれば3分程度で終わります。

<Interviewer>
そんなに早いんですか?!
てっきり10分とかもっとかかるとイメージしたいました。
そんな長い時間お口を開けられるかなと心配もありましたが。

<Dr.竹内>
しかしやはり十分な技術と経験がない術者が行えば当然時間はかかりますし、苦痛を伴うものになることはあります。

<Interviewer>
そうなんですね。アラインクチュールデンタルオフィスでは先生がスキャニングをされるのですか?

<Dr.竹内>
基本的には国家資格を持った歯科衛生士が行います。僕が行うのは歯科衛生士では上手くできない場合だけですね。
すべての歯科衛生士が3年以上アラインクチュールデンタルオフィスで経験を積んだ歯科衛生士が行っておりますのでご安心ください。

<Interviewer>
安心しました。ありがとうございます!

インビザライン歯列矯正治療を開始した直後の痛み

<Interviewer>
インビザライン矯正治療では従来型のマルチブラケット矯正治療に比べると痛みが少ないと聞きますが実際はどうなのでしょうか?

<Dr.竹内>
マルチブラケット矯正治療のアンケートで「歯列矯正治療に際して最も痛かったのはいつですか?」と聞くとほとんどの患者様は治療開始時と答えます。これと比較するとインビザライン・システムの開始時による痛みは非常に軽度なものであるように思います。

<Interviewer>
やはりそうなんですね。これはどのような理由があるのでしょうか?

<Dr.竹内>
インビザライン矯正治療は1つのインビザライン・アライナー(マウスピース矯正型矯正装置のこと)における歯の移動量は0.25㍉、つまり1ミリの4分の1程度に抑えられています。このため従来型のマルチブラケット矯正治療と比較すれば非常に少ない移動量といえます。少しずつ動かし始めるから痛みが少ないんだと思います。

<Interviewer>
そういうことなんですね。では、治療中もほとんど痛くなさそうですね。

<Dr.竹内>
いいえ、それであっても1本1本の歯に持続的な矯正力が加えられれば炎症反応が起こりますので少なからず違和感は生じます。でも、これは文字通り違和感であり、痛みまでには至っていません。

<Interviewer>
違和感程度なら我慢できそうです。痛み止めも必要ないのでしょうか?

<Dr.竹内>
過去1700名を超えるインビザライン矯正治療に携わった中でが痛み止めを処方したケースはほぼありません。

<Interviewer>
であれば妊活中や育児中でも治療できそうですね!

インビザライン矯正治療中の痛み

<Interviewer>
インビザライン矯正治療中に痛みが生じるケースは稀だと聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?

<Dr.竹内>
稀ですので痛みが生じた場合にはなんらか普段と異なることが起きている可能性が考えられます。

<Interviewer>
実際にどのような場合に痛みが生じるのか解説をお願いしたいと思います。

噛むときに特定の歯に痛みがある

<Dr.竹内>
まずは、噛むときに特定の歯に痛みがあるという場合があります。
インビザライン矯正治療において少しずつ歯を移動していく段階で、上下の特定の歯だけがかみ合っている状態が続く場合があります。この状態が長く続くと歯を支える歯根膜が過剰な炎症を起こし強い痛みが発現します。

<Interviewer>
これはどうしても仕方ないのでしょうか?

<Dr.竹内>
仕方ない場合もありますが、インビザライン・アライナー(透明マウスピース型矯正装置)を設計する段階で防げる場合がほとんどです。

<Interviewer>
設計段階で竹内先生が考えて行ってくれているのなら安心ですね。

<Dr.竹内>
次に、インビザライン矯正治療で少しずつ歯を動かしていく段階で、歯とインビザライン・アライナー(透明マウスピース矯正型矯正装置)とのギャップが生じ歯に異常な力が加わることで歯を支える歯根膜が過剰な炎症を起こし強い痛みが発現します。

<Interviewer>
つまり、予定通り歯が動いていない場合ということでしょうか?

<Dr.竹内>
その通りです。決められた使い方を守っていないと予定通り歯が動かない場合がありますので。

<Interviewer>
では、実際にインビザライン・アライナー(透明マウスピース矯正型矯正装置)の間にギャップが出来た場合にはどのように対処すればよいのでしょうか?

<Dr.竹内>
このような場合には直ちにインビザライン・アライナー(透明マウスピース矯正型矯正装置)を作り直す必要があります。

<Interviewer>
ということはかなり問題が大きいということですね。
患者サイドがしっかりと決められた使い方を守っていれば大丈夫ということですね?

<Dr.竹内>
もうひとつ大事なことはモニタリングです。
2カ月に1度の定期的な診察に通われていればここまでの症状になるのは稀です。

<Interviewer>
わかりました。ただインビザライン・アライナー(透明マウスピース矯正型矯正装置)を付けていれば良いと思っていましたが、モニタリングを怠ると問題が起こってしまうということですね。皆さん、気をつけましょう!

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credit

執筆者

アラインクチュールデンタルオフィス 受付

黒澤 あゆみ Ayumi Kurosawa

監修者

医療法⼈きらめき 理事⻑
アラインクチュールデンタルオフィス名古屋 院⻑
インビザライン社ファルカルティ* ※公式認定講師
インビザラインダイアンモンドプロバイダ ※6年連続
インビザラインファースト部門世界シェア第1位 ※2019年

⽵内 敬輔 Keisuke Takeuchi

愛知学院大学歯学部卒業後、北海道の矯正歯科にて研修を積み、2004年に愛知県にて子供向けの矯正歯科/小児歯科を開業。2014年に世界で最も代表的な透明マウスピース型矯正治療であるインビザライン・システムのライセンスを取得し、2015年に名古屋市では初となるインビザライン矯正治療を専門する矯正歯科【アラインクチュールデンタルオフィス】をオープン。また、2019年には銀座院にも同様の矯正歯科をオープンした。
マルチブラケット・システム矯正治療をはじめとする20年以上の歯列矯正治療の経験を持ち、インビザライン矯正治療1,900症例を含む4,900症例(2022年5月現在)を手がけ、2019年には子供向けのインビザライン・ファースト部門で16万人を超えるドクターの中で世界シェア第1位を獲得している。その経験の豊富さから日本だけでなく海外の歯科医師たちに対しても歯列矯正治療及びインビザライン・システムの教育や講演を多数行なっており、2021年よりインビザライン社のファカルティを務めている。 *インビザライン社のファカルティとは 透明マウスピース型矯正治療(インビザライン矯正治療)を⾏う歯科医師に対して指導を⾏うポジション (2022年3⽉現在国内22名)

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