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インビザライン矯正治療をはじめる前に知っておきたい費用のこと

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今回はインビザライン矯正治療を始める前に知っておきたいこととして、費用について調査してみました。

1.インビザライン矯正治療費用の市場調査

1-1 「インビザライン 費用 名古屋」での調査結果について

今回の調査ではGoogle検索画面で「インビザライン 費用 名古屋」と入力して上位表示されてきた10件の歯科・クリニックについて調査してみました。調査の条件としてスポンサー広告は除いております。また、2022年11月15日にスマートフォンにて調査した結果にもとづいております。

表1 上記は2022.11月15日に調査したものです。また、価格はすべて税込み表示となります。

1-2 10件の歯科・クリニックを調査してわかってきたこと


【一般歯科】で行う歯列矯正、【一般歯科・矯正歯科】で行う歯列矯正、【矯正歯科】で行う歯列矯正の3つに大きく分かれることがわかりました。3つに分類し分かりやすく表をまとめ直してみました。

表2 上記は2022.11月15日に調査したものです。また、価格はすべて税込み表示となります。

表を見てみると、まず【一般歯科】というカテゴリでの歯列矯正では、インビザライン・システムの中でもGoという一般歯科医師向けの製品であることがわかりました。このGoとはインビザラインの中でどのような位置づけの製品なのか次の項でご説明していきたいと思います。

次に【一般歯科・矯正歯科】というカテゴリでの歯列矯正では、インビザライン・システムも取り扱ってはいるようですが、類似のマウスピース型矯正装置やマルチブラケット・システム(ワイヤーを使用した歯列矯正)の取り扱いも大きく掲載されているようです。

最期に【矯正歯科】というカテゴリでの歯列矯正では、調査した3つのクリニックすべてにおいてインビザライン・システムを主体とし、類似のマウスピース型矯正装置やマルチブラケット・システム(ワイヤーを使用した歯列矯正)の取り扱いは大きくは掲載されていないようです。

【一般歯科】、【一般歯科・矯正歯科】、【矯正歯科】のちがいとは

【一般歯科】は文字通りむし歯や歯周病などのいわゆる街の歯医者さんという位置づけとなります。ここで求められるの様々な歯科の分野に対する幅広い知識や技術を持っている必要があると言えます。したがって、一般歯科で行う歯列矯正治療では、ごく簡単なのものとなっているようです。
【一般歯科・矯正歯科】は一般歯科も行いつつも歯列矯正治療に特に力を注いでいる歯医者さんという位置づけになります。表側(唇側)矯正装置、裏側(舌側)矯正矯正装置、マウスピース型矯正など幅広く展開し、様々な患者様のニーズに応えられるようなものとなっているようです。
【矯正歯科】は文字通り歯列矯正治療を専門に行う歯医者さんという位置づけになります。ここでは【一般歯科】や【一般歯科・矯正歯科】では難易度の高い歯列矯正治療を行うための専門性の高い知識や専門技術を求められます。よって、【矯正歯科】の中でも表側(唇側)矯正に強い先生、裏側(舌側)矯正に強い先生、マウスピース型矯正に強い先生と分かれているようです。

2 インビザラインの製品による違い

2-1 インビザラインGoとは

インビザライン・システムには、年代や症状に合わせた7つの歯列矯正治療の製品が存在します。わかりやすく解説するため下記の表にまとめましたのでご覧ください。

表3

上記の表からもわかるように、Goはインビザライン・システムの中でも唯一矯正治療経験が少ない一般歯科医師のために用意されているシステムとなります。このため、かなり限られた症状のみに適応される歯列矯正治療のプランとなっておりますので、治療に際しては十分に担当医と話し合う必要性がありそうです。

インビザラインGoは【一般歯科】のみで行える治療であり、A:初回相談・カウンセリング費用、B:精密検査・診断費用、D:歯列矯正治療の上限費用、E:通院・処置・診察費用、F:保定・リテーナー費用など明示されていない場合があるので事前に確認の必要ありそうですね。

2-2 類似マウスピース型製品について

【一般歯科・矯正歯科】というカテゴリでの歯列矯正では、インビザライン・システムも取り扱ってはいるようですが、類似のマウスピース型矯正装置の取り扱いも大きく掲載されているようです。Google検索画面で「マウスピース型矯正装置 種類」と入力して上位表示されてきたものを挙げてみました。

・エシックス
・アソアライナー(クリアアライナー)
・クリアライン
・キレイライン
・クリアコレクト
・シュアスマイル
・アクアシステム
・DENアライナー
・オペラグラス
・エンジェルアライナー

など非常にたくさんの製品が検索できました。これらがどのような企業が製造しているか、どのような効果がきたいできるのかについてはここでは省きますが、ここに挙げたものはすべてインビザライン・システムとは異なるものですのでご注意ください。
マウスピース矯正の種類について詳しく調べた結果をまとめました。参考にご覧ください。
日本におけるマウスピース矯正の種類について

2-3 結局ワイヤー矯正を勧められる場合も少なくない?

【一般歯科・矯正歯科」というカテゴリでの歯列矯正では、インビザライン・システムも取り扱ってはいるようですが、マルチブラケット・システム(ワイヤーを使用した歯列矯正)の取り扱いも大きく掲載されているようです。

初回の相談・カウンセリングに行き、インビザライン・システムの適用範囲かどうかを判断し、比較的難易度の低い治療であればインビザライン・システムでの歯列矯正治療を契約し、それ以外ではマルチブラケット・システム(ワイヤーを使用した歯列矯正)を契約するという流れになっているようです。

3.インビザライン矯正治療費用の表示のされ方のちがい

3-1 初回の相談費用・カウンセリング費用とは

【一般歯科】のカテゴリの2件の歯科・クリニックでは初回の相談費用・カウンセリング費用が設定されていませんでした。
【一般歯科・矯正歯科】のカテゴリでは5件中1件では費用設定されていませんでしたが、 4件の歯科・クリニックではすべて初回の相談費用・カウンセリング費用は無料で行っているようです。
【矯正歯科】のカテゴリでみると3件のうち2件は初回の相談費用・カウンセリング費用は有料(2200円~5500円)という結果となりました。

歯列矯正治療は保険診療の適用外となります。従いまして初回の相談費用・カウンセリング費用を保険請求することは混合診療となり法律で禁じられております。

混合診療は違法行為

現状の日本の制度では、自由診療と保険診療を混合する、混合診療は認められていません。そのため、矯正治療費用を自費で支払い、その後の通院・処置・診察費用は保険で行うことは法津で禁じられています。つまり、保険外の治療を一部でも行い自費で支払った場合には、同様の目的で行われる治療に関しても全て自費での治療となります。

3-2 精密検査・診断費用とは

【一般歯科】でのインビザラインGoでは、調査した2件のうち1件は精密検査・診断費用が設定されていませんでした。
【一般歯科・矯正歯科】でのカテゴリは5件中どの歯科・クリニックでも無料が多いようです。
【矯正歯科】のカテゴリの3件うち2件は有料(2200円~5500円)という結果となりました。

3-3 インビザライン矯正治療費用には下限と上限がある

【一般歯科】でのインビザラインGoでは、調査した2件のうち2件ともインビザラインのプランは1つだけのようで2件ともインビザライン治療費用は40万円~44万円と大きな差は無いようです。インビザライン・システムは表のように全部で7プランありますが、そのうち1つは一般歯科医師が行うインビザラインGo、2つは子ども用の歯列矯正治療プランとなっており、症状が残る4つが成人用の歯列矯正治療プランとなっています。
【一般歯科・矯正歯科】のカテゴリをみていくと、5件中3件では比較的易しく取り組みやすいケースでは66万円~75万円ほどの価格帯でインビザライン・システムによる歯列矯正治療を行い、それ以外のケースではワイヤー矯正の治療となっているようです。
【矯正歯科】のカテゴリでは3件ともすべてにおいて症状による下限費用と上限費用が設定されており、下限は44万~55万円、上限は88万~93万円となっていました。

3-4 消費税を含めているかの確認は必須

調査した全10件を見てみると、税込み価格で表示されている歯科・クリニックは4件、税別価格で表示されている歯科・クリニックは6件でした。
【一般歯科】のカテゴリでは2件中2件とも税込み価格での表示となっておりました。
【一般歯科・矯正歯科】のカテゴリでは5件中4件が税別表示となっており、もう1件に関しては分割支払いの金額のみ表示されており一括金額は不明で消費税の明示もなされていないようです。
【矯正歯科】のカテゴリでは3件中の2件が税込み価格での表示となっていました。

3-5 通院・処置・診察費用とは

インビザライン・システムによる歯列矯正治療では、必ず定期的な通院が必要です。その際に発生する費用が通院・処置・診察費用となります。
【一般歯科】でのインビザラインGoでは、調査した2件のうち1件は無料、もう1件について通院・処置・診察費用は明記されていませんでした。
【一般歯科・矯正歯科】のカテゴリをみていくと、5件中2件は有料、他3件に関しては通院・処置・診察費用は明記されていませんでした。
【矯正歯科】のカテゴリでは3件ともすべてにおいて有料となっていました。有料となっており場合にはいずれも4千円台から5千円台となっているようです。

歯列矯正治療は保険診療の適用外となります。従いまして定期的な通院・処置・診察費用を保険請求することは混合診療となり法律で禁じられております。

3-6 保定・リテーナー費用が初期費用に含まれているかの確認は必須

矯正装置を撤去し歯列矯正治療が終わった直後は、歯肉や歯槽骨が歯に密着していません。年齢や症状による個人差もありますが、装置撤去後数カ月は歯並びが元に戻りやすい状況となっています。このためしっかりと固定する期間が必要であり、この際に使う装置を保定装置・リテーナーと呼びます。今回の調査においては
【一般歯科】でのインビザラインGoでは、調査した2件のうち1件は別途5万円、もう1件では保定・リテーナーの有無は明記がありませんでした。
【一般歯科・矯正歯科】のカテゴリをみていくと、5件中4件が無料で、他の4件では明記されておりませんでした。
【矯正歯科】のカテゴリでは1件が無料、他2件は別途4万4千円~6万6千円となっているようです。

保定・リテーナーは後から追加費用となる場合が多い

この保定・リテーナーの費用は最初に支払う矯正治療費用に含まれているケースと含まれていないケースがありますのでしっかりと事前に確認する必要があります。

4.歯科・クリニックによる総額支払い費用のちがい

4-1 一般歯科での矯正治療費用

【一般歯科】というカテゴリの歯列矯正ではインビザラインの7つの治療オプションのうちGoという唯一矯正治療経験が少ない一般歯科医師のために用意されているシステムとなります。このため、かなり限られた症状のみに適応される歯列矯正治療のプランとなっておりますので、治療費用も440,000円~550,000円という比較的安い総額費用となっているようです。。しかし、初回の相談・カウンセリング費用、精密検査・診断費用、調整・通院・処置費用。保定・リテーナー費用など後から追加でかかる場合もあるようなので注意が必要です。

4-2 一般歯科・矯正歯科での矯正治療費用

【一般歯科・矯正歯科】というカテゴリでの歯列矯正では、初回の相談・カウンセリングに行き、インビザライン・システムの適用範囲かどうかを判断し、難易度の低い治療であれば671,000円~759,000円という比較的安い総額費用でインビザライン治療を行っているようです。しかし、初回の相談・カウンセリング費用、精密検査・診断費用、調整・通院・処置費用。保定・リテーナー費用など後から追加でかかる場合もあるようなので注意が必要です。また、難易度の低い治療以外はインビザライン・システムではなく通常のマルチブラケット・システムの適用となる歯科・クリニックが多いようです。

4-3 矯正歯科での矯正治療費用

【矯正歯科】というカテゴリでの歯列矯正では、3つのクリニックが1,042,800円~1,051,600円と非常に近しい総額費用でインビザライン治療を行っているようです。また、いずれも全ての費用が明記されておりました。

5.支払いの際に気をつけるべきこととは

5-1 治療費用以外にも様々な費用がかかる

インビザラインでの歯列矯正治療に限らず、一般的に歯列矯正治療を行う際には、実際の治療費用以外に様々な費用がかかってきます。
A:相談、カウンセリング費用
B:精密検査、診断費用
C:治療費用(下限)
D:治療費用(上限)
E:調整、通院、処置費用
F:保定、リテーナー費用

これらをすべて合わせた費用が治療費用の総額となります。
何が含まれていて、何が含まれていないかをしっかりと見極める必要がありそうですね。

5-2 治療費用のみ表示されている場合もるので注意が必要

今回、10件の歯科・クリニックの費用について調査した結果、【一般歯科】【一般歯科・矯正歯科】のカテゴリの7件すべての歯科・クリニックでAからFまでの費用が明確に表示されていないと場合も多いので注意が必要です。

5-3 歯列矯正費用は高いのか?

歯列矯正治療は一般的に高額と言われていますが実際にはどうなのでしょうか?
表のGに示される総支払額を見てみると【矯正歯科】では2年間の通院費用を含めて105万円程度が一般的なようです。
これを2年間で割ると1か月ではおおよそ4万3千円となります。
これは美容室やネイルサロン、エステなどに比べると高額に映るかもしれません。
しかし、きれいな歯並びや健康なかみ合わせというかけがえのないものを得られるとなれば高くはないのかもしれません。

5-4 医療費控除は適用できるのか

歯列矯正はかみ合わせや歯並びなどが原因で機能的な問題が起こっている場合には医療費控除が適用になるようです。

6.オルソパルスは必要なのか?

6-1 市場調査から見たオルソパルス導入医院の数

今回、調査を行った歯科・クリニックのうちオルソパルス(オーソパルス、光加速矯正装置)について明記されていたのは1件のみという結果でした。他の9件の歯科・クリニックでは歯列矯正治療においてオルソパルス(オーソパルス、光加速矯正装置)は導入されていないようです。他の9件の歯科・クリニックでは歯列矯正治療においてオルソパルス(オーソパルス、光加速矯正装置)は導入されていないということを考えると購入する際には慎重に調べた方が良いかもしれません。

6-2 オルソパルスの効果や適正価格は?

今回、調査を行った歯科・クリニックのうちオルソパルス(オーソパルス、光加速矯正装置)の導入が明記されていたのは1件のみでしたが、費用は明記されていませんでした。のようです。

まとめ

インビザライン矯正には様々な種類がある

表3のようにインビザライン矯正治療には様々なプランがあり、それぞれ費用が異なります。ご自分にあったプランを選択して治療を行っていくことが適正価格で歯列矯正を受けるポイントになってくるようです。

見えてきた治療費用の適正価格

調査結果で分かったこととして【矯正歯科】の3件ではほぼ総額支払いが一致していたことがわかりました。
この結果を踏まえると、インビザライン歯列矯正治療における総支払額の適正価格は税込みで105万円程度という結果でした。
【一般歯科・矯正歯科】を選択される場合には、含まれていない費用に十分に注意する必要がありそうです。

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監修者

医療法⼈きらめき 理事⻑
アラインクチュールデンタルオフィス名古屋 院⻑
インビザライン社ファルカルティ* ※公式認定講師
インビザラインダイアンモンドプロバイダ ※6年連続
インビザラインファースト部門世界シェア第1位 ※2019年

⽵内 敬輔 Keisuke Takeuchi

愛知学院大学歯学部卒業後、北海道の矯正歯科にて研修を積み、2004年に愛知県にて子供向けの矯正歯科/小児歯科を開業。2014年に世界で最も代表的な透明マウスピース型矯正治療であるインビザライン・システムのライセンスを取得し、2015年に名古屋市では初となるインビザライン矯正治療を専門する矯正歯科【アラインクチュールデンタルオフィス】をオープン。また、2019年には銀座院にも同様の矯正歯科をオープンした。
マルチブラケット・システム矯正治療をはじめとする20年以上の歯列矯正治療の経験を持ち、インビザライン矯正治療1,900症例を含む4,900症例(2022年5月現在)を手がけ、2019年には子供向けのインビザライン・ファースト部門で16万人を超えるドクターの中で世界シェア第1位を獲得している。その経験の豊富さから日本だけでなく海外の歯科医師たちに対しても歯列矯正治療及びインビザライン・システムの教育や講演を多数行なっており、2021年よりインビザライン社のファカルティを務めている。 *インビザラインカファルティとは インビザラインを⾏う先⽣⽅の指導を⾏うポジション (2022年3⽉現在国内22名)

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